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おそらのうえで。

おそらのうえで。

*まちぼうけ*



 「いつまで待たせる気なんだよ・・・あいつ」

 約束の時間から

 半時間が過ぎた。


 僕はこの晴れた青空の下

 君を待ち続ける。



 *まちぼうけ*


 
 「10時待ち合わせだかんね」


 そう言いだしたのは君で


 「絶対に遅刻しないでよね」


 そうやって忠告してきたのは

 君だった。




 で、

 遅刻してるのは君。




 辺りを見渡せば

 カップルが幸せそうに

 手をつないで

 ウインドウショッピングを楽しんでる。




 上からは

 まぶしい太陽が僕を照らす。




 「あっちぃなぁ・・・」




 どこか日陰を探したけど

 どの日陰にも

 カップルが楽しそうに座って

 二人の世界に浸ってる。




 君を待ち続けて40分。

 君が来る前に

 日射病なり熱射病で倒れたら

 君はどんな反応するだろう。



 もちろん心配してくれるっしょ?



 一緒に救急車乗ってくれる?



 目が覚めるまで

 隣にいてくれる?




 「早く来いよ・・・ばか」



 
 にしても

 よくやるよな、俺も。



 これもやっぱ愛の力ってやつ?




 でもほんと

 限界かも。




 さっき電話してみたけど

 つながんなかったし。




 「帰ろうっかなぁ・・」




 そうつぶやいた瞬間





 「ごめんなさい・・・」




 目の前に立ってたのは

 僕よりも20センチちいさい君。




 「ごめん・・・ね?」




 君は申しわけなさそうに

 上目遣いで僕を見上げて



 「コレ・・・お詫びのしるし・・・」


  
 差し出したのは

 つめたく冷えたお茶。




 ほんとうは

 怒ってやろうと思ってた。


 どんだけ待たすんだって

 怒って

 今日はもう帰ろうとまで思ってた。


 でもそんな君をみてたら

 そうも出来なくて




 「遅いんだよ、ばか」




 そう言って

 俺は微笑んだ。




 




ぶっちゃけ私、遅刻魔です。
友達と待ち合わせしたら5分~10分遅刻します。
自分から誘っておきながら遅刻。


迷惑きわまりない人ですよね、反省m(__)m


でも
スキな人との待ち合わせは
予定の時間まで待てなくて
いつも早くついて
どきどきしながら待ちぼうけ。


ほんでもって
相手が遅刻してきても
来てくれたことに喜ぶばかりで
気になんない。


でもやっぱ
自分が遅刻したときは
素直にちゃんと
あやまんないとダメですね。

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bbs

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